「カメラが好き」というより、「SONYのデジタルカメラが好き」です。
フィルムカメラのかたちにとらわれず、デジタルカメラとしてシンプルで本質的な造形を追求していると感じられるからです。
特に凝縮されたコンパクトな製品が好きな私としては、RX1やRX100の系譜には憧れの念を抱いていました。
お金も知識もないので、DSC-WX300という、オート撮影が基本のコンパクトカメラを使っていましたが、RX100シリーズの初代モデルがいまだに販売されていて、しかもかなり値段が下がっていることを知りました。
憧れの存在で終わるとばかり思っていたモデルに、実は手が届くことがわかったのです。
手元にやってきて1週間が経ちますが、まだ興奮がおさまりません。
さまざまな設定を試しながら、出てくる絵にいちいち驚いております。
撮った写真はもうひとつのblog IMAGINATION > CREATIVITY ? に載せていきますので、よろしければご覧ください。
2週間ほど経過した今、もう少し、丁寧に見てみようと思います。
仕様
イメージセンサー|Exmor CMOS 1.0型 有効2020万画素
レンズ|ZEISS Vario-Sonner T* f=1.8-4.9 28-100 mm (35mm換算)
本体寸法|101.6×58.1×35.9 mm
質量|240 g
筐体
水平・垂直・円のみで構成された形状はどこまでもシンプル。
それは軍艦部にまでおよんでいて、モードダイヤルやシャッターボタンがほとんど突出していません。
それにもかかわらず、操作性がなんら犠牲になっていないところが美しいです。
筐体は基本的にアルミニウム製で、とても硬質で緻密。
数値としてはかなり軽いのですが、大きさと重さのバランスが完璧で、頼りなさは皆無です。
モードダイヤルのローレット加工やがたつきのなさ、背面ボタンひとつ一つのクリック感なども含めて、ぱっと見はありふれたコンパクトカメラでありながら、品位だけが高いという独特の凄みをもっています。
シンプルな2枚構成のレンズカバーも美しい。
後継機ではこのパーツ数が増えていたり、チルト液晶によって線が増えてしまったりと初代に比べ要素が増えているので、その意味では、この美しさは初代のみのものかもしれません。
背面の親指部分のグリップとのバランスも考えて、純正の外付けグリップを装着していますが、これもまたよいものです。
幾何形状は全体のイメージを崩さないシンプルなものですが、いざホールドしてみると、しっくりくるように中指をそえるだけで、人差し指がシャッターボタンに無意識のうちに辿り着くのです。
性能
コンパクトデジタルカメラからのステップアップなので、性能には驚くばかりです。
細部のシャープさとグラデーションの滑らかさが印象的。
色味についても、ホワイトバランスをかなり緻密にコントロールできるので、かなり詰められそうです。
コンパクトカメラしか知らなかった私には、このホワイトバランスの設定の細かさには衝撃を受けました。
今まではどうしても色味に納得がいかないことが多く、そんなときにはフィルターをかけて色の不正確さをごまかしてきたからです。
例えば私の家には白色・暖色のLED、蛍光灯、複数種類の白熱灯などさまざま照明があるのですが、どの照明でも、自分の感じる色で写真が撮れるようになりました。
また、フラッシュの発光量を調節できることも気に入りました。
基本的に不自然な絵にしかならないのでフラッシュは発光禁止にして撮影してきましたが、調光できるとなると見方が変わってきます。
まだ使いこなせてはいませんが、状況によっては積極的に試してみるつもりです。
気になることとしては、NDフィルターを内蔵していないことくらいでしょうか。
最高シャッタースピードがそれほどはやくないので、もしかしたら不便を感じることがあるかもしれません。
操作性
大きさを考えると、操作性も健闘していると思います。
コントロールリングにはズーム、右ダイヤルにはISO感度、左ダイヤルにはフォーカスモードを割り当てています。
またFnボタンにはホワイトバランス、ドライブモード、フラッシュモード、Dレンジオプティマイザー、ピクチャーエフェクト、クリエイティブスタイル、画質を登録しています。
さらにモードにもよりますが、絞りやシャッタースピードはコントロールダイヤル、露出は下ダイヤルで調整できます。
つまり絞り・シャッタースピード・ISO感度・露出の調節が気軽にできます。
素早く、とは言いません。気軽、です。
でもこれだけでも、カメラと対話しながら撮影できる感じをもつことができます。
ひとつだけイメージと違ったのは、コントロールリングが思ったより重いこと。
例えば絞りを解放から最も絞った状態までコントロールリングで変えようとすると、かなり時間がかかります。
また操作中にカメラ本体が反トルクで動いてしまうのもあまり気持ちのいいものではありません。
さらにリングの標準的な役割はコントロールダイヤルで代用できることもあり、今は画角を意識するズーミングと、マニュアルフォーカスにだけ使っています。
ただ、カメラをポケットに入れたまま手で触れているときは、リングを意味もなく回していることが多いです。笑。
以上、DSC-RX100についてでした。
常に連れ添う友人になってくれそうです。
コントロールリングにはズーム、右ダイヤルにはISO感度、左ダイヤルにはフォーカスモードを割り当てています。
またFnボタンにはホワイトバランス、ドライブモード、フラッシュモード、Dレンジオプティマイザー、ピクチャーエフェクト、クリエイティブスタイル、画質を登録しています。
さらにモードにもよりますが、絞りやシャッタースピードはコントロールダイヤル、露出は下ダイヤルで調整できます。
つまり絞り・シャッタースピード・ISO感度・露出の調節が気軽にできます。
素早く、とは言いません。気軽、です。
でもこれだけでも、カメラと対話しながら撮影できる感じをもつことができます。
ひとつだけイメージと違ったのは、コントロールリングが思ったより重いこと。
例えば絞りを解放から最も絞った状態までコントロールリングで変えようとすると、かなり時間がかかります。
また操作中にカメラ本体が反トルクで動いてしまうのもあまり気持ちのいいものではありません。
さらにリングの標準的な役割はコントロールダイヤルで代用できることもあり、今は画角を意識するズーミングと、マニュアルフォーカスにだけ使っています。
ただ、カメラをポケットに入れたまま手で触れているときは、リングを意味もなく回していることが多いです。笑。
以上、DSC-RX100についてでした。
常に連れ添う友人になってくれそうです。