ツル 1.0
創作: cohacugawa (Hayato YOSHITAKE)
用紙: 27cm ビオトープ
August 16, 2014 |
折り紙でも絵画でも、一番重要なのは対象の観察だと思うのですが、できあがったものだけ見てもなかなかそれは伝わりません。
例えば サギ 1.5 は、ただ「首と脚が長い鳥」をつくっただけに見えるかもしれません。
しかし実際には、この形を得るために実物の写真を事細かに観察しているのです。
そのことをわかってもらいたくて、このツルを創りました。
ツルとサギは「首と脚が長い鳥」なので、両者の折り分けにはそれぞれの特徴をうまく抽出する必要があります。
どうでしょう。
両者には鶴の基本形から始まっていることくらいしか共通点はありません。
観察のたまものです。
個人的に、ツルは首の付け根が特徴的だと思っていたので、そこには特にこだわりました。
また実はツルはそれほど首が長くない点も再現してみました。
それから胴体の重量感にも注目していただきたいですね。