優雅で巨大な翼

AIRBUS A380-800 1.0

創作: cohacugawa (Hayato YOSHITAKE)
用紙: 35cm 創作専科折紙 フロッケン

August 21, 2014

MRJ をつくってから、次はどの旅客機を創作しようか考えていました。
技術的な挑戦も含めて、エンジンを4つ積んだ4発機をということになり、最新の4発機A380に決めました。

難しかったのは、主に2点でした。
ひとつは、主翼を機首よりに出さなければいけなかったこと、もうひとつは翼によって胴体との接続位置が違うことでした。
まず1点目ですが、おおまかなカド配置として正方形の角をそれぞれ機首、主翼、尾翼に割り振った場合、最も自然なかたちでは折り鶴のように全てのカドが同じ長さになります。
つまり、機首が無駄に長くなってしまうということです。
しばらく悩んだのですが、結局22.5°でつまむようにすることでこれを回避することができました。
つづいて2点目。
これはどういうことかというと、通常の旅客機では主翼は胴体の下部から、尾翼は胴体の上部から生えているということです。
主翼についてはかなり力尽くで処理してしまいましたが、尾翼に関してはなかなか面白い方法で上の方に持って行くことができました。

全体的には、きちんとエンジン4発を前から見たとき正しい位置に折り出せましたし、前から見たときの翼のカーブや矢尻型のウィングチップも表現することができました。
しかし、主翼に幅をもたせるためにエンジンが後ろ寄りになってしまったり、胴体がわずかに細身であるなど弱点も抱えています。
次のバージョンで解決したいと思います。








追記 (October 26, 2014): エンジン後端をすぼめてみました