Remodelling:改造

「トウジャンゴサウルス」

原作: 川畑文昭
用紙: 39cm ビオトープ
折り図: 空想おりがみ


April 15, 2014
ステゴサウルスに代表される剣竜類は、そのプロポーションが大きく変わった恐竜たちです。
最もわかりやすいのは尾で、引きずるほど低かったものが現在では非常に高く持ち上がったような形になっています。
ほかにも、尾のスパイクが飛び出す向きが真上から斜め横(あるいは完全に真横)に変化しています。

この作品はティラノサウルスと同じく1995年に発表されたものなので、見ての通り少し古いスタイルです。


そこで思い切って、最新の想像図を元にして改造してみることにしました。
尾をうまく持ち上げられれば、あとはなんとかなりそうです。
そう考えて折りはじめたものの、問題が生じました。
一番後ろの骨板は、尾を引き下ろす段折りによってできるカドを利用してつくるので、同じように折っていては尾を持ち上げることができなかったのです。
そこでこの骨板は折り出し方を変えることにしましたが、今度は板が後ろ寄りに出てしまう問題が発生。
しばらくの間試行錯誤して、なんとかよい方法を見つけることができました。

イメージより少し完成度は低いですが、これだけ見れば十分それらしく見えるのでOKとしておきます。
写真を見比べて改造度合いを見極めてください。