"カワセミ Alcedo atthis"
uni COLORED PENCIL 100 / A4
チョウゲンボウから変わったところがあります。
ひとつは、鉛筆での下描きの方法です。
チョウゲンボウでは鉛筆で下描きしたあとそのまま色鉛筆で彩色していたのに対して、このカワセミでは、別の用紙の下描きをトレーシングペーパーをつかって本番用紙に転写する方式になっています。
色鉛筆の淡い色は、鉛筆と混ざるとすぐに黒ずんでしまい、もとには戻らないのですが、2Hくらいの硬めの鉛筆でトレーシングペーパーの裏からなぞり、本番用紙に重ねてこすりつけることで、均一で淡い輪郭線をつけることができます。
もうひとつは、色味が濃くなっている点です。
何度も塗り重ねることがむずかしい油性色鉛筆では、塗り始める時点で計画を立てておく必要があります。
眼のキャッチライトなどの白い部分は絶対に塗り残しておかなければいけませんし、色を重ねながら狙った色味に調整することができません。
そのため、濃い色を表現できることは色鉛筆画においては大きな進歩と言えるのです。
くちばしが長いなど惜しい部分はありますが、頭の模様、お腹のグラデーション、羽の艶など美点は色あせていません。
思い返せば、この頃から本格的に鳥が好きになりました。もっとも、うちにシリーズでそろっている学研の図鑑の第一号は、小学1年生の時に買ってもらった「鳥」だったので、その兆しはあったのですが。
空を飛ぶことへのあこがれはずっと消えないでしょう。
今は航空宇宙工学を学んでいます。
思い返せば、この頃から本格的に鳥が好きになりました。もっとも、うちにシリーズでそろっている学研の図鑑の第一号は、小学1年生の時に買ってもらった「鳥」だったので、その兆しはあったのですが。
空を飛ぶことへのあこがれはずっと消えないでしょう。
今は航空宇宙工学を学んでいます。
ちなみにカワセミ♀となっていますが、雌雄は下くちばしの色で見分けることができますので、本物に出会ったときは注目してみてください。
追記: オオコノハズク 同様、こちらも水谷高英さんのイラストが元です。