軌跡

"SKELETON"

四つ切(392mm×542mm), 画用紙 / 鉛筆
July XX, 2008
中学の美術部の卒業制作です。
今に至る画風の原点はここにあると思っています。
「EVOLUTION 骨から見る生物の進化」(ジャン=バティスト・ド・パナフィユー(著)・パトリック・グリ(写真)・グザヴィエ・バラル(監修)[小畠郁生監訳|吉田春美訳], 2008年2月21日刊行, 河出書房新社)という写真集を見て描きました。
この写真集はとても高かったのですが(税込み9,975 円!)、両親と交渉して手に入れたことをよくおぼえています。
モノトーンの物体(特に白)は鉛筆好きにとっては大変な魅力があり、開いて眺めるうち自然と描きたいと思うようになりました。
今でもおきにいりの作品ですが、中学生らしい詰めの甘さも散見されるのがおもしろいところです。
例えば、尾から描きはじめたことで、最も目立つ頭骨にたどり着いたときには集中力も切れ、すこし投げやりな感じになっています。
それでもこれからも大切にしていきたい私の軌跡です。